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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第42章 奇しき縁~再会~
「私はずっと明華の顔を見ていたい。十年でも百年でも、そなたの可愛い顔は見飽きることはないだろうからね」



 以前なら、女タラシのわざとらしい口説き文句だと思うところだ。でも、何故だか今は、


ーこの男は私が本当に好きなんだわ。



 彼の気持ちがそのまま流れ込んでくるような気がした。
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