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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第6章 新月
 いかほどの刻(とき)が流れたのか。



 ソファが目覚めた時、王は彼女を片腕で抱き、寝台の天蓋をぼんやりと見上げていた。




 天蓋には星座を模した刺繍が水晶と金糸銀糸で縫い取られているという。
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