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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第46章 相克
 刹那、宜佑が眼を細めた。まるで夏の太陽を浴びて咲く向日葵を見るようなまなざしだ。




 そんな眼で見ないで欲しいと思った。自意識過剰というわけではなかった。明華はその時、皇子の双眸に宿る熱に気づいていた。
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