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第46章 相克

　ヨンが笑いながら言う。



「大体、男一人で十数人もの女の相手など現実にできるものか？　それこそ清の当代の皇帝は色好みで知られているゆえ、そのような話を聞いたことはあるが、その話も大方は眉唾ものであろうよ。まあ、本当にそんなことができるなら、男には極楽だろうけど」


　明華がじっとりとした眼でヨンを見た。



「何ですって？　何が極楽？」