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第47章 迷宮

　刹那、大王大妃主従が目配せし合ったのを明華は見逃さなかった。やはり、あの騒動は大王大妃殿にまで届いているのだ。



　明華はやや気まずくなった雰囲気を変えるために、話題を変えた。


「ところで、今日、国王殿下はどこかに行幸されたのでしょうか」



　急用ができて来られなくなったと聞いた。特に深い意味はなく訊ねたのだがー。