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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第47章 迷宮
 明華はうつむいたまま頷いた。



「さようにございます」



 次の瞬間、明華は我が身に起きたことが信じられなかった。右頬に火球が炸裂したかのような衝撃が走った。



 眼前の女にぶたれたのだと知ったのは、衝撃が去ってからのことだ。
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