パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第47章 迷宮

　沈尚宮の顔色がはっきり変わった。



「とにかく私と来なさい。医官に診せねばならぬようだ」


　明華は再び大王大妃殿に連れてゆかれ、大事を取って布団に入れられた。



　ほどなく内医院の医官が呼ばれ、明華を診察した。王妃や側室たちに対しては脈診といって、患者の手首に糸を巻いて、その糸から伝わる脈拍によって診断を下す。