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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第6章 新月
 六日前と同じように夕刻から湯浴みを始め、女官たちによってソファの美しさには更に磨きがかかった。




 住まいである照陽閣を出て、定刻少し前に大殿に到着する。今夜も大勢の尚宮や内官が寝所前で待ち受けていた。提調尚宮の姿は見当たらない。
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