パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第48章 永遠

　一匹の龍が天空を泳ぐ。



　透き通った緑色の鱗を持つ美しい龍だ。


　龍は気持ち良さげに身体をくねらせ、空を翔ける。


　空は七色に煌めき、ここが現(うつつ)とはまったく別の空間であることを示している。


　王は、あの龍が分身というよりは彼自身であることをよく理解していた。



　不思議な夢だ。もう一人の自分が存在して、別の自分を見ているような感覚とでもいえば良いのか。