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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第6章 新月
 王が寝台の上にきちんと両膝を揃え、座っていた。確か六日前は胡座をかいていたと思うが、今日は違うようである。夜着はもちろん以前と同じだ。しかし、前は襟元が多少崩れていたように思う。だらしなくならない程度の乱れ様で、かえって彼の凜々しさ、男らしい魅力を強調していた。
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