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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第6章 新月
 ただ、一つだけ変えられないものがある。それが今宵、ソファが感じた最大の相違点であった。




 今夜の王の声は、ソファの大好きな暖かみのあるものではなかった。聞いただけで安らげるような穏やかさとは縁遠い、キンキンと響く金属質な声は、男性にしてはかなり高い部類だろう。
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