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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第7章 真実
 ソファは声を低めた。




「今日は折り入って聞きたいことがあります」




 女官長は自分の母どころか、祖母のような歳のひとである。たとえ後宮総責任者といえども、使用人にすぎないけれど、ソファは年長者には敬意を払うべきたと父母に教えられて育った。
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