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月の姫~夢占(ゆめうら)の花嫁~
第7章 真実
「殿下、淑媛さまがお越しです」



 扉前の内官が声を張り上げ、ソファは女官たちによって開かれた扉から、身を躍らせた。




 三日前と変わらなかった。相変わらず奥手に大きな天蓋付きの寝台。降ろしたままの帳に、王の影が映じている。
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