パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 真実

　ソファは頷いた。彼は待っていたように話し出す。





「大妃の産んだ息子はむろん、俺ではない。だが、彼は身体が弱い。難産で生まれたときも仮死状態で、医官は無事成人するかどうかと危ぶんだそうだ。更には王位継承者には常に暗殺の危険が付きまとっている。実のところ、俺の腹違いの兄弟たちが亡くなったのも、どこまでが病死でどこまでが毒殺か知れたものではない」