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悪魔から愛されて
第25章 あなたを愛してる
目が覚めると、私は圭吾の腕の中で寝ていた…
「昨日…そのまま寝てしまったんだ…」
寝ている圭吾の顔を見ると、昨日のことを思い出し、心臓が鳴り顔が熱くなる…
圭吾を起こさないように、そっとベットを出ようとするが…
「…恵美、もう起きるのか…。」
寝起きの声も色っぽくて、また心臓が鳴りだした…
「う…うん。朝食をつくろうかな…と思って…」
立ち上がろうとした時、圭吾に腕を掴まれ、引き戻された…
「俺が作るよ…まだ恵美は寝てろ…」
いつものように、頬にふわっとする口づけ…
顔が熱くなる…
圭吾から、何度もらっても慣れない…
でも…すごく大好きな感触…
暫くすると、キッチンから美味しそうな香りがして来た…
香りにつられて、キッチンを覗き込むと…
美味しそうなトロトロ卵のオムライスが出来上がっていた…
「圭吾!すごい!美味しそう!!」
「…うん。俺が学生の時にバイト先で教えてもらった自信作なんだ。」
「へぇ…圭吾の学生時代もカッコいいだろうね。女子から人気あっただろうなぁ…」
「また妬いてるのか…?」
「ち…違います!…」
学生時代の圭吾って、どんな感じだったんだろう…
確か…早乙女さんと一緒だったんだよね…
その頃の彼女とか…きっと居たよね…
しかも…前に結婚してたって…言ってたよね…