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悪魔から愛されて
第4章 あの人の本性
それから3日後…
私の心配は当たっていたようだ…
「恵美…私さぁ…彼氏と別れようと思うの…」
「なんで!そんなに急に?」
「龍崎部長と食事の後…ホテルに行ったの…」
「うん…それで…」
「もう…他の男とはしたくなくなる程…溶けそうだった…もうあの人しか見えないのよ…」
「…京子…龍崎部長と付き合うの?」
「それがさぁ…龍崎部長は愛してる女性がいるらしいの…」
「それじゃ…京子と付き合えないって言われたのに…諦めないの?」
「何故かわからないけど…心が奪われたっていうか…あの人が全てって思えるの…」
「京子、良くわかんないよ…京子らしくない…」
京子はいきなり泣き出した…
あんなに強気の京子が…人が変わったみたいに…
心を奪われたって…どういうこと…
…何故かとても怖い…あの人…まさか…
京子はそれ以来、龍崎部長しか目に入らないようだ…
まるで心をとられた人形のように見える…
…京子大丈夫かな…
日に日に元気をなくす京子が見ていられなくなり…
私は龍崎部長に京子をどう思ってるか、話す決心をした。
怖いけど、聞かなくては京子がどうかしてしまう気がして…
「あの…龍崎部長…よろしいでしょうか?」