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でいどりーむ
第1章 第1章 ラッキー受験生
俺は向井大吾。この話は中学三年の時から始まる。季節は高校受験一色だった。勉強の出来なかった俺は、入れそうな学校とラッキーで合格しそうな学校と二つ受験した。そこで俺は最初のラッキーを掴んだ。仲間からは「何でお前が県立N高校に合格するんだ」と妬まれたほどだった。
卒業式を間近に控えたある日の事、電話が掛かってきた。
「向井さんのお宅ですか?…立花と申します……大吾君…いますか…」
緊張しているのか、恥ずかしげな女の声が聞こえてきた。
「大吾は僕ですけど」
「私…6組の…立花かおりです。大吾君…N高校ですよね?」
「そうですけど…」
「私も…N高校です。それで明日なんですが…もし空いてたら…N高校まで一緒行ってもらえませんか?」
そう言えば先生から、もう一人合格者がいるって聞いてたけど女だったのか。
「いいですよ」
「良かった。K駅前の時計の所で1時でいいですか?」
「OKです」
俺はその時女の子と二人で歩けるだけで、ウキウキした気分になっていた
卒業式を間近に控えたある日の事、電話が掛かってきた。
「向井さんのお宅ですか?…立花と申します……大吾君…いますか…」
緊張しているのか、恥ずかしげな女の声が聞こえてきた。
「大吾は僕ですけど」
「私…6組の…立花かおりです。大吾君…N高校ですよね?」
「そうですけど…」
「私も…N高校です。それで明日なんですが…もし空いてたら…N高校まで一緒行ってもらえませんか?」
そう言えば先生から、もう一人合格者がいるって聞いてたけど女だったのか。
「いいですよ」
「良かった。K駅前の時計の所で1時でいいですか?」
「OKです」
俺はその時女の子と二人で歩けるだけで、ウキウキした気分になっていた