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不倫研究サークル
第2章 人妻の誘惑
高橋が予約していたのは、ビルの外見からは想像できない程オシャレな居酒屋で、通されたのは個室だった。席は10人分あるが、かなり窮屈だ。

席に着き、待つこと10分くらいだろうか「あ~いたいた、高橋君~」という声とともに女性のグループが入ってきた。

女性も5人、どの女性も凄い美人揃いだ。

(と、東京の人妻はなんてレベルが高いんだ!)僕は驚いた。


「あ、今村さん、本日は私どものサークルのコンパに参加いただき、ありがとうございます」

「うわ~、若い子ばかり~、ね、今村さん、この子たち全員、長谷田なの?」

「はい、私の可愛い後輩たちです」

「うわ~頭良さそうな子ばかりね」

今村と呼ばれた女性は僕を見ながら言った。確かに僕はガリ勉だ。


そうこうするうちに、五人ずつお見合いする形で席に着き、全員で挨拶を交わした。

僕は、女性の年齢を上手く言い当てられない。それでも、彼女たちの年齢層は三十以上だとは予想がついた。
皆綺麗に着飾っており、普段着の大学生とでは、どうにも場違いな組み合わせではある。

しばらくして、お酒が配られたが僕は未成年なので、と断ってジュースを飲むことにした。自分一人が子供みたいで情けない気分になる。


そして、会は進むのだが・・・・・・。


(は~~、これは疲れる・・・・・・。以外の何ものでもない・・・・・・)
僕は、このコンパに参加したことを激しく後悔した。


とにかく、話についていけないのだ。都会の華やかな話題に全くついて行けない。

「ちょっと、おトイレに……」
一度、頭をリセットしたくなり、僕はトイレへと中座した。




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