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体育倉庫のハイエナ
第18章 18
 然る間に、とうとう全裸になったレンヤは、正座している奈津子の前で、改めて仁王立ちになった。

 奈津子はレンヤの指示を忠実に守って、まだ目を瞑っている。

 その頬にはうっすらと笑みが漂っていて、何だかレンヤのキスを待ってるようにも見えた。

 そんな奈津子に向けて、レンヤが声をかけた――現状を、報告する。

「今ね、奈津子の目の前に、俺のオチ×チンが、あるよ…」

 刹那、奈津子が体をビクンと震わせた。その報告だけで、一角に喜んでしまったみたいだ。

 然る後、レンヤが奈津子に聞いた。

「ねえ奈津子、想像してみて…俺のオチ×チン、どんなオチ×チンだと思う?」

 それは女子に聞くには、なかなかに勇気を必要とする質問だと、僕は思った――実際の話、奈津子も「えっと、あの、その、だから…」とか言って相当に、あたふたした。

 しかし挙げ句は、こう答えた。

「きっと、レンヤ先輩の体みたいに、逞しくて、男らしいオチ×チン…だと思います…」

 そんな奈津子の想像を聞いて、レンヤがクスッと笑う――そこでようやく、レンヤが奈津子の目を開ける許可を出した。

「奈津子、目を開けてもいいよ…」

 奈津子が長く瞑っていた目を、ゆっくりと開ける――そしてまさに目と鼻の先にあるレンヤのペニス、その先を自分の顔に向けているペニスを見た時、奈津子が思わず息を呑み込むのが、僕にも分かった。
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