この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淡いピンク色のマスク💕
第1章 淡いピンク色のマスク💕
私は祐美 22歳 女子大生
今年は新型コロナウィルスで
ずっとマスクをすることになったけど
春先はいつも花粉症が酷くって
毎年マスクをすることになるの、、
特に今日は朝から目が痒くて
くしゃみもたくさん出てて、、
くしゃみが出始めると
止まらなくなって、、
通学の電車で連発しちゃったの、、
手でマスクを強く押さえながら
あまり音を出さずにしたつもりだけど
コロナの影響で周りの人が敏感で
ジロジロと白い目で見られちゃったの、、
ああ、、、
皆さんごめんなさい、、
花粉症だから気にしないで、、
と心で叫びながらも
冷ややかな視線を浴びる朝に
なってしまった、、
お薬を飲んで
ようやく落ち着いたのがお昼前で、、
なんだかボーッとしてしまって
授業が全然頭に入らなかったの、、
ああ、、もう、、
これだから花粉症は嫌いなの、、
そんなこんなで憂鬱だったけど
学校から帰る頃は
すっかり良くなってきたから、、
ちょっと教習所の勉強でもしよう
と思い、、
学校帰りに駅前の喫茶店に入ったの、、
お店は意外と空いていたから
ソーシャルディスタンスで
席をひとつ飛ばしで座り、、
ようやくマスクを取ることができた、、
ふぅ、、、
今日はマスクに何度も手を押し当てたから
裏に口紅がたくさんついてしまったけど、、
マスクを外して
こうして大きく深呼吸ができることが
ただただ嬉しかった、、、
続く