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Q 強制受精で生まれる私
第13章 5.0度目
「待てよ…まだ、終わったなんて、言ってない…」

 先生の手が。不確かな存在である私を引き留めるその手が、私の手首を掴み、その温かい体温が私の身体中に染み渡る。

 先生の声が。幽霊みたいな私に向けられたその声が、耳から伝わり、身体中に木霊する。

 それらは私の中を駆け巡り、胸の奥にある何かに合流してドクンと大きく鼓動を打ち鳴らす。

「せん…せい?」

 私を引き留めた先生は、いまだにいちゃついているAVを唐突に消して、DVDの中身を入れ替え始める。真っ白の何も書かれていないディスクを機器に入れ、それに背を向けて私を再び抱き寄せる。

 謎のDVDは開始までに時間がかかるらしく、画面は真っ暗のまま何も映らない。再生されるまでのしばらくの間すら待てないのか、先生は私をひしと抱き寄せて背中まで腕を回してくる。

 白くべっとりとした精液で汚れてしまったにも関わらず、そんなことはお構いなしに先生は私の上着越しに体の隅々まで撫で回す。初めは私のウエストを上下左右に擦ったりとするだけだったが、徐々にエスカレートし、私のシャツをたくしあげて背中や腰周りを直に撫で回し、むき出しのショーツに手を滑らせてヒップを鷲掴みしてまさぐり始める。

 先生の手についた精液が私の体中に薄く塗りたくられ、私を雄臭い体臭に塗り替える。それが私の汗と共に揮発して、じんわりと官能的な香りを放つフェロモンに変わっていく。

「あっ。あぁ…そんなに、しちゃ…うむ。ふあぁ…ちゅう…」

 手だけじゃ足りないと言わんばかりに、先生は何の前触れもなく私の体を更に強く引き寄せて自身の体に押し付けてくる。胸が押し潰される痛みに悶えることも許されず、唇を舌でこじ開けられ口内をレロレロと激しく愛撫される。舌を咥えて引っ張り出すように吸われたり、唇を覆いつくして貪ったり、舌で唇の縁をゆっくりと舐め回したりと節操のないキス攻めに、私は容易く骨抜きにされてしまう。
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