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Q 強制受精で生まれる私
第4章 1.9度目
 物を整理できない性格の時点で薄々勘づいてはいたけど、まさかここまで先生が適当な仕事をしているとは思わなかった。

 いくら一人でやっているからって、この世のどこに氏名以外記入する箇所がない問診票があるだろうか。私を襲った時には、名前だけしか記入してないのを咎めていたくせに、元からそういう書類だったなんて呆れて物も言えない。かたや領収書は事細かに書かれているため、先生は相当金にがめつい性格なんだろう。そうに違いない。

 しかし、そんな超が付くほど適当な病院にも関わらず、院内は今多くの人で埋めつくされている。来る患者も文字通り老若男女。男は付き添いとしてだろうけど、いいお年のお婆さんだったり、中学生位のまだ幼さが残る少女までいる。

 その年齢層の広さにも驚かされたけど、何よりこの辺ぴな地にあり、おまけに卑劣な性犯罪者が経営しているこの病院に人がこれ程多くやってくることに驚きを隠せなかった。

 先生の車でここに連れ込まれた時、周囲は畑ばかりで、ビルらしき高い建物の群れが遥か遠くで揺らめいているのをこの目で見た。それを見た時、私以外ここに来る人なんていない。それをいいことに、治療だとか言って終始襲いかかるつもりなのだろうと思った。

 だけど現実はそんなことをする暇もない程、先生は次々と押し寄せる患者の波を捌いていた。

 患者の内の何人かは常連らしく、入るなり私を見て驚いた表情をしていた。あまりに珍しいのか「あなた新人の方?助手さん?」と話しかけてくるお婆さんもいた。その口振りから今までずっと一人でやっていたことが伺える。

 私はそれに「まぁ、そんなところです。」と無愛想に応えた。正直にレイプ犯に拉致された上、無理矢理やらされています。と応えてもよかったなと思ったけど、余計な騒ぎにしたくなかったのでグッと堪えた。

「あらそう…先生も良かったわねぇ。ずっとお一人でやられていたから、貴方みたいな可愛い娘が来てくれてさぞ嬉しかったでしょうね。しっかり勉強して、先生をサポートしてあげてね。」

 話好きのお婆さんは新しい患者が来ない昼下がり時なのをいいことに、受付に居座り私に話しかけ続ける。可愛いと褒められたことは嬉しいけど、あの男の助手だと思われていることは不快だ。私は適当に愛想笑いでそうですね等と返事する。
 
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