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聖愛執信、或いは心中サアカスと惑溺のグランギニョル
第6章 心中サアカスと惑溺のグランギニョル
「は、ん、ぅ、うう、あ、ァ、あ、」
「ん、あつい、よ、ぅ、うう、」

 とけちゃいそお。

 陽色の声は、ますますあまく舌足らずになる。ぐちゅ。出し入れするところが、淫靡な音を立てた。

「ふあ、あ、あん、ぁ、あ、あ」
「んん、リオ、なか、きゅうきゅうって、してる、」

 きもちいいの。

 言葉に、言葉で返せぬかわりに、再び、きゅう、と無意識に締めた。うふ、うふふ。肺の内側からこみあげる笑みをすきなようにこぼして、陽色は彼女の頬を撫でた。

 胎の、奥。奥の奥。とろけるいりぐち。

 幾度目かの抽挿で、そこはようやくひらき、陽色の肉を、優しく受け入れる。

「あ、あ、ぁ、ア、あぅ、は、あああぁぁ、ッ!」
「うう、あついよう、きもちい、よう、」

 一番奥を突かれるたびに、痛みとも快楽ともつかぬ感覚があふれてくる。いや、おそらくこれは、たぶん、痛い、のだろう。例えて云うなら脳神経を直接撫でられているように。しかし、それ以上の快楽が、幸福が、多少の苦痛など押しつぶしてしまう。

 うふ、うふふ。陽色のくちもとから、あいらしい笑みがこぼれる。すき、すき、だいすき、おれの、おれのかみさま。

「ね、リオ、やわいとこ、ゆっくりとんとん、ってされるのと、おく、ごちゅごちゅされるのと、どっちがすき、」
「ひ、あ、かんな、ん、あ、ァ、」
「どっちも、すきなの」

 こちゅ、こちゅ、とん、とん、くちゅくちゅ、ぷちゅ。

 奥まで入って、尚もゆるゆると侵入してこようと、押し上げてくる。そんな行為にはまるで似つかわしくもない、いっそかわいらしくも聞こえるほどに、控えめで、淫猥な音。動きにあわせて、陽色の熱に、きゅう、あまえるように吸い付く。粘膜が、あつく、とろけてゆく。

 与えられる快楽を、無意識に逃がそうとしたのか。彼女は、陽色の手と己の指とを、存外強い力で絡める。少しばかり痛いが、触れ合った熱のいとおしさの方が勝った。
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