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びんびんジェネリックどうでしょう
第3章 4
「じゃぁ、私の贔屓の店でいいですか?
S駅の近くに(アマリロ)っていう小さなレストランがあるんですけど、そこのスープが凄く美味しくて。
よければそこにしませんか?」
「ええ。構いませんよ。
文子さんにお任せします」
詳しい日時、待ち合わせ場所を決め電話を切った。
年甲斐も無くワクワクしている自分がそこにいた。
馬鹿な、会って食事をして、そして、その一回で終わりなのだ。
何も期待する事などありはしない。
だが胸のときめきは、初めてのデートを前にした中学生のようだった。
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