この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第12章 ♦予知夢~黒い霧~♦
 私にはもう、この子しかいない。
 紗英子は赤ん坊を抱く腕に、ほんの少しだけ力を込めた。先ほどまで涙の膜の向こうでぼやけた花の色が今は、はっきりと見えた。
 澄んだ冬の陽射しが眼にも鮮やかな紅色の花を優しく包み込んでいる。外は身を切るような寒さにも拘わらず、その花の周囲は温かさと希望に溢れているようでもあった。
 紗英子には、その先に自分と我が子の未来が続いているように思え、思わず微笑していた。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ