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犯されてイキたい願望妄想
第9章 【隣人のエッチなお姉さん】
ヤバい……胸も当たってる。
ていうか、柔らけぇ……何もかも。
それにめちゃくちゃ良い匂いする。
ここまでされて手を出さないのは男として終わっているのだろうか。
唇が離れても至近距離のまま吐息だけを感じていて。
近過ぎて、暗過ぎて、彼女が今どんな顔してるのかわからない。
ただ、手は首に回ったまま。
「ん……がっついちゃったね、ごめん」
「いえ……あ、でも僕、今汗臭いんでシャワー浴びて良いですか?あと、電気もつけたいです」
そう言うとパッと身体は離れた。
良いよ、てあまりに潔く。
明るくなる前に反応した前を押さえながら前屈みで手の届く範囲片付けて座布団を出し、とりあえず座ってもらった。
「本当何もない、引っ越したてって感じ」
「すみません、まだちゃんと片付いてなくて」
改めて見渡したが殺風景な部屋だ。
ベットと小さなテーブル。
ゴチャゴチャしたタコ足コンセント。
端に無造作に積まれた雑誌や本。
まだ段ボールに入ったままの衣類や荷物。
家の中に女性が居ることすら落ち着かないけど慌ててシャワーを浴びた。
気が気じゃない。
ちゃんと洗えたかも定かじゃない。
10分くらいであがって戻ったらやっぱり居る。
夢じゃない。
ベットにもたれながら床に座って携帯見てる。
僕に気付いて笑って缶ビールを差し出してきた。
一緒に飲むのか?これから。
こんな美人と。
「ドライヤーは?」
「あ……えっと」
「え、今まで乾かしてなかったの?」
「はい、すみません」
一人だとこんなもん。
知らん間に乾いてるし…ってちょっと髪の毛伸びてきてるからやっぱ乾かさなきゃだよな。
ゴソゴソと段ボールを漁り、型の古いドライヤーを出してコンセントに差した。
ドライヤーは彼女の手に取られ温風が髪をすり抜けていく。
わわっ!これはヤバい!彼氏彼女がやるやつ!
しかも正座してくれてる。
タイトなスカートから見える脚は透き通るような白さで、これ…お酒入る前で良かった。
めちゃくちゃドキドキしてるのバレませんように。
前髪を乾かしてる間は仕方なく目を閉じた。
そしたら……またチュッと触れるだけのキスが降ってきて。
目を見開いたらクスッと笑ってドライヤーをあてる。