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犯されてイキたい願望妄想
第9章 【隣人のエッチなお姉さん】





「え…?あぁ、今日見てたんだ、うん…そうだね、何から話そうか」




シャワー後、モヤモヤをなくしたくて思いきって聞いてみた。
夕方見かけた事、男と一緒に居た事。
ガキだと思われてもいい。
もうあんな長い期間苦しむくらいなら一緒に居る時に聞いておきたい。
知っておきたいんだ、莉央さんの事全部。




「彼は……旦那なの、今はまだ」




衝撃的な事実に声も出ず固まる。
離婚したいけど応じてもらえない状況でモラハラな旦那から逃げるように此処に越してきたみたい。




「離婚しなよ、裁判でも何でもして…莉央さんの幸せが最優先だよ、逃げるだけじゃ何の解決にもならないじゃないか」




離婚さえすれば、その後は僕のところへおいでよって言いたいけどまだ無責任な気がして呑み込んだ。
かなり難航してるのかな。
結婚…してたんだ、こんな美人だもん、誰も放っておかないよな。




もっと早く出逢っていたかった。
こんな僕に何が出来るかわからないけど、その結婚は止められたかも知れない。




「うん……なるべくなら穏便に済ませたいんだけどあまり話が通じなくて逃げて来ちゃった」




どんな人…?
聞けそうで聞けない。
踏み込んでいいのか判断がつかなかった。




「ごめんね、こんな話……最近帰って来れなかったのは戻って話し合いをしてたからなの…ちゃんと弁護士入れて進めるつもり」




「うん…」




何て答えればいいのか。
次に繋がる言葉が思い浮かばない。
僕じゃ到底力になれない。
想像も出来ない問題がたくさんあるんだろう。
じゃ、まだ……人妻じゃないか。




「ごめんね……手出しちゃって」




そんな事……いや、わかっていたら気持ちにセーブ出来たはずだ。
こんな……こんな好きになってからズルいよ。




「帰るね」と立ち上がる腕を掴んだ。
きっとこのままナシにされる。
結局なかった事にするのは莉央さんの方なんじゃないか。




「どんな莉央さんでも受け入れます」




「簡単に決めないで……よく考えて」




「責任取るって言ってくれたじゃないですか」




「うん、だから巻き込まない事にした」




「勝手に決めつけるなよ!僕の気持ちとっくに気付いてるでしょ?」










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