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犯されてイキたい願望妄想
第3章 【教え子にイタズラをする鬼畜教師】







「どうしてこの問題が解けなかったんだね?授業で教えたはずだ、キミのせいでクラス全体の平均点が下がるんだよ、わかるね?」




「はい………すみませんでした」




「キミだけだよ、平均点を下回ったのは」




「次のテストで……挽回します」




生徒指導室にて、担任である黒崎はある女子生徒の指導を行っていた。
進学校でトップクラスの生徒を指導する御年52歳のベテラン教師だ。




「私は和を乱す行為が特に許せなくてね」




担当教科は数学で特進コースの生徒である彼女は、最近成績が著しくない。
落とした差を埋めるのは簡単ではないだろう。
家庭環境が上手くいっていないのか、或いは周りが敵だらけの競争社会に疲れ始めたのか。




己に勝てない者は除外すべき。
特進クラスには要らない。
学校から見放される。
途中で退学していく離脱者も少なくない。




「キミの親御さんに話をしなければならないな」




「待ってください…!私、頑張ります!次で取り返しますから!もう一度チャンスをください!」




「キミ、これで初めてじゃないだろう?他の教科も落ちてるみたいじゃないか」




「すみません……」




「転校手続きを取った方が良いんじゃないかね」




「そんな…!お願いします!もう一度チャンスをください!」




土下座する勢いの女子生徒は怯えた目つきで訴えてくる。
髪は低い位置のツインテール。
白い肌が真夏のセーラー服に良く映えていて。
まだ幼い顔の彼女は成長期真っ只中の中学2年生だ。




「チャンスなんてそう転がっているものではない、勘違いするな」




「はい……」




「キミをこれから特別指導するとしよう」




パァ…と明るくなって何度も頭を下げる生徒に勘違いするなと再度忠告しておく。




「私も暇じゃないんだ、キミ一人に時間を割く意味がわかるかね?」




「はい……先生の恥にならないよう頑張ります」




「そうだね、私の顔を立ててくれるかい?」




「はい!頑張ります」




「近くに来なさい」




その目は何ひとつ目の前の男を疑う事もなく信じきった眼差しだった。
教育者とその生徒、この揺るぎない関係性が脆とも崩れ去るとは夢にも思わないだろう。











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