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水曜日の恋人
第8章 自分でする
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ガタン…
朦朧としながら振り返ると、
酒井さんが立っていた。
私はひたすら、泣くことしか出来なかった。
酒井さんは、
「よく頑張ったね」と言いながら、
身体を屈めてキスをすると、
バイブを引き抜き、
後ろから私を貫いた。
声が出ないように私の口を押さえて、
もう一方の手で、ローターを使ってクリトリスを弄ぶ。
お尻の中でも、もう一つのローターが蠢いて、
「ナカで僕のとローターがぶつかって、気持ち良いよ」と囁き、
顔を自分の方に向かせると、
噛み付くように激しいキスをした。
何度も何度も、激しい波に襲われては、
手放されるように翻弄されて、
私は意識を失ってしまった。
目が醒めると、ベッドに寝かされていた。
酒井さんの姿はもうなかった。
リビングに行くと、
使われた道具が綺麗に清められていて、
メモが残っていた。
「下の毛、チクチクするだろう?
これで永久脱毛しておいで」と書いてあって、
帯封付きの現金が白い封筒に入っていた。
そして、その横にはオレンジ色の紙袋に入った大きなオレンジ色の箱が入っていた。
箱を開けてみると、斜め掛けに出来るエブリンが入っていた。
色は美しい水色だった。
慌てて酒井さんに電話をしてしまったが、
電話には出なかった。
私から電話をするのは、ルール違反なのに、どうかしていた。
少しすると、折り返しがあった。
「どうしたの?」とのんびり訊かれて、
「電話してごめんなさい。
あの…バッグと大金があって…」
「ああ。ちゃんと永久脱毛するんだよ?
バッグはね、トートバッグと2個持ち出来るようにって妻が言ってたから。
遠慮なく使ってだってさ」
「あの…ありがとうございます」と言うと、
「とても可愛いって言ってたよ?
香織のこと」
「えっ?」
「あ、妻が風呂から出てきたみたいだ。
切るよ?
また、電話するよ」
そう言って、唐突に電話は切れた。
私は暫く、電話を見つめていた。
朦朧としながら振り返ると、
酒井さんが立っていた。
私はひたすら、泣くことしか出来なかった。
酒井さんは、
「よく頑張ったね」と言いながら、
身体を屈めてキスをすると、
バイブを引き抜き、
後ろから私を貫いた。
声が出ないように私の口を押さえて、
もう一方の手で、ローターを使ってクリトリスを弄ぶ。
お尻の中でも、もう一つのローターが蠢いて、
「ナカで僕のとローターがぶつかって、気持ち良いよ」と囁き、
顔を自分の方に向かせると、
噛み付くように激しいキスをした。
何度も何度も、激しい波に襲われては、
手放されるように翻弄されて、
私は意識を失ってしまった。
目が醒めると、ベッドに寝かされていた。
酒井さんの姿はもうなかった。
リビングに行くと、
使われた道具が綺麗に清められていて、
メモが残っていた。
「下の毛、チクチクするだろう?
これで永久脱毛しておいで」と書いてあって、
帯封付きの現金が白い封筒に入っていた。
そして、その横にはオレンジ色の紙袋に入った大きなオレンジ色の箱が入っていた。
箱を開けてみると、斜め掛けに出来るエブリンが入っていた。
色は美しい水色だった。
慌てて酒井さんに電話をしてしまったが、
電話には出なかった。
私から電話をするのは、ルール違反なのに、どうかしていた。
少しすると、折り返しがあった。
「どうしたの?」とのんびり訊かれて、
「電話してごめんなさい。
あの…バッグと大金があって…」
「ああ。ちゃんと永久脱毛するんだよ?
バッグはね、トートバッグと2個持ち出来るようにって妻が言ってたから。
遠慮なく使ってだってさ」
「あの…ありがとうございます」と言うと、
「とても可愛いって言ってたよ?
香織のこと」
「えっ?」
「あ、妻が風呂から出てきたみたいだ。
切るよ?
また、電話するよ」
そう言って、唐突に電話は切れた。
私は暫く、電話を見つめていた。
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