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イケメンの向こう側♡
第9章 MEGANE


野瀬ちゃんのPCを覗くと・・・・。


うちの会社の一番最高ランクの48万のクィーンサイズのマットレスの資料と、それに合わせたシーツのリスト・・・。

羽毛布団と頭をしっかりと優しく支えてくれる大きな枕のリストアップ。


「これってワンセットおいくら万円????」

私が言うと・・・・。

野瀬ちゃんはまたお得意の眼鏡をかけなおし

「羽毛、マットレス、シーツ、枕、ピロケース全て込みで1セット123万円です。」

エッ・・・・。

すっご(笑)

「OH様は大企業様ですし一流の上場企業です。そこのトップが自ら来ていただけるならこちらも最高級のものをご案内しないと失礼かと・・・・・」

まっじめー・・・。

てかさ、野瀬ちゃんっていったい何歳????(笑)



彼女は私が入社した時にはもう既にいて、誰かと一緒に楽しそうに話している姿は見たことはない。

彼女を知る人もそんなにはいなくって・・・いったい何歳なのか、どこに住んでいるのか・・・・。

でも彼女に興味を持つ人間がいないっていうのも一理ある。

誰も彼女の存在を気にしない。

いじめてるとかじゃないけど・・・・。

特に誰ともかかわりを持っては・・・いないようだった。




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