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イケメンの向こう側♡
第1章 ありがとう

車に乗って5.6分。
到着したのは・・・。
小さな島の診療所だった。
あの事件・・・。
皆さんは覚えてますか?
あの、渡嘉敷で起きた事件は・・・もう3か月も前の話。
あの時の被害者は桜ちゃんと・・・真也だった。
「ママ・・・真君元気かな?」
さっきまではしゃいでいた明は急に不安そうな顔に代わり由美のワンピースを引っ張った。
俺は航の顔を見ると・・・。
航はエンジンを止め俺の顔を見て・・・。
少し悲しそうな顔で笑った。
・・・・・・。
俺は後ろを向き・・・。
「明、真君に何持って来たんだっけ?(笑)」
俺がそう言うと明はゆっくり自分のリュックから袋を出し・・・。
「シーサー・・・、お守りぶら下げたの。」
そう言って袋からシーサーのぬいぐるみを出しぎゅっと抱きしめた。
由美はにっこり笑って・・・。
「真君喜ぶね・・・(笑)」

