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イケメンの向こう側♡
第22章 友人の変化
沙帆は・・・・。
多分今までちゃんと誰かに話したことはなかったんだろうな。
入学してすぐの宿泊研修・・・。最初は細江の周りの女子が細江中心に沙帆に因縁をつけ夜中に自分等の部屋に呼び出して皆で文句を言ってきた・・・とか。
てかその細江って女子はどんな奴なんだ?
「でもさー・・・・なんか揉めるのも段々疲れちゃって・・・言い返すと何人かで一気に返ってくるしね・・・(笑)もう面倒くさいなって・・・」
沙帆は諦めたような声でそう言った。
「クラスの男子って何も言わないのか?」
俺がそう言うと・・・・・。
「なんかー・・・心配してるふりってだけかな(笑)でも実際は何も言ってくれる訳じゃないし・・・皆細江さんが怖いんじゃない???」
1学年8クラス程だけど・・・俺達は2組で沙帆は7組。
学年全員が沙帆を嫌っているわけではないが多分皆面倒に巻き込まれたくないから関わらないだけだろう・・・・。
タバコを消し・・・・・。
「ねぇ、俺ががさー・・・沙帆と一緒にいて同じように嫌がらせされて泣くと思ってんの???(笑)」
沙帆にそう聞くと・・・・沙帆はじっと俺を見つめ・・・・・。
笑った。
「動じなさそう(笑)」
・・・・・(笑)
「大丈夫、・・・・俺といて沙帆には嫌な思いはさせないからね・・・・(笑)」