この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
月琴~つきのこと~
第3章 第二話 【月琴~つきのこと~】 一 
 やがて、姉が出奔してから三年が経った。その間、小文からは何の沙汰もなく、ついに惣右衛門は小文は死んだこととすると苦しい胸の内を信濃屋の内儀、つまり小文ら姉妹の母おつたや主だった奉公人に告げた。世間には、小文が病篤くして静養先で亡くなったと公表し、亡骸の無いまま小文の葬儀がひっそりと出された。小文の墓には亡骸の代わりに小文がかつて愛用していた琴の爪が収められた。
/176ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ