この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
月琴~つきのこと~
第1章 第一話【宵の月】 一
 可愛らしい黒い瞳に涙をいっぱい溜めて懇願されれば、小文はこの妹の頼みを拒むことができないのだ。何とか高みに花が咲いている枝を一本折って、無事地面まで戻ってくることができた。女中に見つからなかったのは幸運であったと言えよう。見つかったら最後、父に報告され、大目玉を喰らうことになる。
 小文は大切な桜のひと枝をそっと地面に置いて、脚や手についた汚れを井戸水で丁寧に洗った。と、背後で大きな怒鳴り声が聞こえた。
/176ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ