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咲くのも、散るのも
第3章 花散るとき
拓海の重みを胸に感じながら目を閉じる。

暗い夜空に、桜が散るのが見える気がした。

群青色の背景に、発光するような淡い色の小さな花弁がちらちらと踊りながら、枝を離れて落ちていく。


花は散る。だけど、また春が来れば、どこからともなく芽吹き、つぼみはほころぶ。

来年の満開の桜の枝を、私はどんな気持ちで眺めることになるのだろう。


瞼の裏で散る桜を見送りながら、萌絵は拓海の背中から手を離した。
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