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咲くのも、散るのも
第1章 予期せぬ再会
拓海の手が服のすそを分け入った。
ブラをつけていないので、すぐに胸の膨らみを捕らえて、その柔らかさを味わうように愛撫し始めた。
萌絵は夢と現実を行ったり来たりするような、心地よい感覚に酔っていた。
夢の中で、白い大きな犬が甘えるように首筋にクンクン鼻を押し当ててくる。
犬の茶色い丸い目は、さみしそうにも、嬉しそうにも見える。
萌絵はその大きな胴体に両腕を回して、長い毛足のぬくもりに手のひらをうずめた。
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