この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あおい風 あかい風
第5章 冬のあと
 一月の寒い夜 大輝から 「窓の外をみて」というラインがきた。
 急いで 窓から外をみると ニット帽をかぶってマフラーをぐるぐる巻きにした大輝が立っていた。
 スマホを指差している。すぐに 電話がかかってきた。

  「遅い時間にごめん」
 みると十一時をまわっている。塾の帰りにしては遅すぎる。

 「明日から 東京にいく。兄貴んちに泊まる。当分 帰ってこないから」
 「どのくらい?」
 「二月の終わりくらいまで」
 「すぐ 行くから」
 「出てこなくていいよ」
 「すぐだから」
 「寒いから 出てこないで」
 「帰ったら 時間つくって」
 「すぐ 連絡して」
 「帰ったら 逢おっ」
 「うん。まってる」

 大輝が手袋をした手をふる。

 「あおい だいすき」
 「もっと だいすき」

 一度 投げキッスをするまねをして 笑った。手をふると 自転車に乗って大輝は帰って行った。
/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ