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第13章 羞恥のお散歩

「あの……本当にこの格好で外を歩くんですか？　目立ちすぎると思うんですけど……」

エレベーターの中でまゆがもう一度美咲に確認する……昨日の経験で美咲がお散歩を中止することはないとわかってはいるが、確認せずにはいられない。

「目立つからいいんじゃないの……みんなに見てもらって、まゆちゃんを恥ずかしがらせるために用意した服なんだから……頑張ってね、子猫ちゃん」

まゆの不安などどこ吹く風、美咲は楽しそうな顔になってまゆの頭をポンポンと叩く。

「お姉様の意地悪……」

まゆがつぶやく。

これからこんな目立つエッチな服で街を歩くのだと思うと逃げ出したい恥ずかしさなのに、なぜかまゆの体は火照ってくる……何かを期待して火照ってくる……。