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第16章 イチゴ柄の下着

まゆが下着姿になって着替えスペースを出ると、店内の状況が変わっていた。

単独男性客が男物Tバック下着だけの格好になって丸い台の上で四つん這い、ボンデージ姿のリナにお尻と背中をローターをはずした乗馬鞭で打たれて「あぁっ……もっと……」と悦びの声を上げている。

美咲はリナのパートナーの中年男性の隣に座って親しげに会話している。

男性2人組の姿は見えない、帰ったみたいだ。

「やっぱり可愛いわ……まゆちゃん、こういう下着つけたことないでしょう？　これなら大丈夫でしょう？」

美咲が笑顔でまゆに声をかける。

「あの……でも……」

薄いピンクに赤いイチゴ柄のブラとフルバックショーツのまゆがあいまいな返事をする。

Eカップ以上になると可愛い系のブラが一気に減って実用系とセクシー系が増えるので、確かにイチゴ柄の下着は初めて。

でも大丈夫ではない……セクシーなランジェリーやコスプレは恥ずかしいが、22歳の大学生がイチゴ柄の下着というのも別の意味で恥ずかしい……。