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第21章 門出

「まゆちゃんさあ、隣の部屋でお仕事していたときとは別人のエッチな顔になってるわよ……ほら、自分のエッチな姿をよく見てごらん」

美咲が横に移動してまゆのあごを持ち上げ、正面の大きな鏡をまゆに見せる。

鏡に映っているのは、紛れもなく「エッチな変態秘書」のまゆの姿……服をはだけられてブラから透けて見えているオッパイを背後から社長の杉浦に揉まれ、スカートを脱がされて同じくショーツから透けて見えているパイパンオ〇ンコには電マを当てられて悶え泣く、「まるでAVのパッケージ写真」みたいな淫らなまゆの姿……。

「違う……私じゃないです……私じゃないです……」

半開きの口から悩ましい息を漏らしながら、この状況を認めたくないまゆが「私じゃない」を繰り返す。