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第21章 門出

そんな……
ここまでやってお預けなんて……

まゆがすがるような目で美咲の顔を見る。

「あら、そんな目で見ないでよ……まるで私が意地悪してるみたいじゃないの……」

「意地悪してます！」と言いたいまゆだが、口の中に下着を押し込まれたままなので「んごんがんごんがが」と全く言葉にならない。

「何言ってるかわからないけど、私の頼みを聞いてくれるなら、続きをやってあげてもいいわよ」

優越感に満ちた顔で美咲がまゆの目を見る。