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ラブ❤️ドール戦記
第2章 Mission2 オペレーション・アリサ起動す!
先日、大学から留年を告げられた。これで卒業も就職も両親の僕への期待も白紙になった。ほとんど大学へ行かずバイトばかりに精を出していたから当然の結果だろうと、なぜか他人ごとのようにそう思った。
こうなってしまったのは確かに僕が悪い。でもそんな僕にも言い分がある。木宮家は由緒ある家柄であり、僕はその木宮家の長男として生まれた。有名私立大学付属の幼稚園と小学校、同じく付属の中学校から高校、大学へと、エスカレーター式にさしたる努力も苦労も必要なく、僕個人の意向も希望も関係無しに、あれよあれよという間にとんとんと進路が決まり、二十歳を迎えた頃になって、やっと自分自身について考えるようになった。
こうなってしまったのは確かに僕が悪い。でもそんな僕にも言い分がある。木宮家は由緒ある家柄であり、僕はその木宮家の長男として生まれた。有名私立大学付属の幼稚園と小学校、同じく付属の中学校から高校、大学へと、エスカレーター式にさしたる努力も苦労も必要なく、僕個人の意向も希望も関係無しに、あれよあれよという間にとんとんと進路が決まり、二十歳を迎えた頃になって、やっと自分自身について考えるようになった。