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第2章 Mission2 オペレーション・アリサ起動す！

　急いで帰らなくてはならない。と言っても届くのは夜だから急ぐ必要はないのだが、心の準備というものがある。散らかっていた部屋はすでに掃除と片付けを終え、かつてないほど綺麗に整頓されている。生まれて初めて女の子を自分の部屋に呼ぶのだから当たり前だろう。

　そわそわ落ち着かない気分で時間が流れ、夜に。そしてインターフォンが鳴った。

「お届けものでーす」
「は、はい！今いきまふ」

　緊張し過ぎて変な声が出てしまう。ドキドキしながらドアを開けると、宅配のお兄さんが大きな細長いダンボール箱を抱えて立っていた。

「どうも。お荷物はどこに置きますか？重いですよ」
「ええと。ここに」玄関に置いてもらう。部屋まで慎重に自分で運ぶしかない。