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玉蘭花の香り
第11章 芽吹き

結婚披露宴も無事に終わって、
日常の生活へと戻った。
私は学校で教えて、
ロンも仕事をする。
行き帰りは車で送り迎えは変わらない。
夕方からは店舗で過ごす。
夕食はロンやロンの家族と一緒に取るか、
時々会食にお付き合いする。
そして、夜は毎晩のように、
ロンと愛し合って過ごす。
12月になって、
来るべき筈のものが遅れていて、
一向に来ないことに気付いた。
比較的正確な周期だったので、
その時点で確信していたけど、
ぬか喜びさせてもいけないと思って、
お店の近くの薬局で検査薬を探しに行った。
なかなか見つからなくて、お店の人に訊かなくてはいけなくて、
恥ずかしい思いをしながらようやく購入出来た。
帰宅してから調べてみたら、
やっぱり陽性だった。
ロンになんて言おうかと、暫く外に出れずに居たら、
ロンが心配して声を掛けてきた。
「メイ、大丈夫?
中で貧血とか起こして倒れてない?」
私はお手洗いから出ると、
「ロン…あのね。
赤ちゃん、出来たみたい」と言った。
ロンは最初、何を言われたか判らなかったようで、
「えっ?なに?」と言って固まった後、
「赤ちゃん?
僕達の赤ちゃん?
本当に?」と言って、
早口の台湾語で何かを言うと、
私を抱き締めて喜んでくれた。
「ソファに座って。
立ってるの心配」と、
手を引いてゆっくりリビングに連れて行くと、
「病院行かなきゃ!」と言い出した。
「もう、夜よ?
それに、まだ、試薬で検査しただけよ?」と言うと、
「じゃあ、明日、病院に行かなきゃ!」と言う。
「んー。土曜日で良いわよ。
ロン、落ち着いて?」と言うと、
「落ち着けないよ」と、
私を抱き締めて背中を優しく撫でる。
「ロン。
妊娠初期で安定してないから…
お父様達にはまだお知らせしないでね?」と言うと、
神妙な顔で頷いた。
「セックスとかも、
しない方が良いのかな?」と言うので、
「よく判らないから、
お医者様に訊いてみましょうね?」と答えた。
「じゃあ、寝る時は、
お腹に氣を送りながら寝るよ。
無事に大きくなるようにって」と言って、
「でも、キスは良いよね?」と、私の顔中にキスをした。
そして、その日からは激しく挿入するのは少しお休みして、
のんびり愛し合うようにしましょうということになった。
日常の生活へと戻った。
私は学校で教えて、
ロンも仕事をする。
行き帰りは車で送り迎えは変わらない。
夕方からは店舗で過ごす。
夕食はロンやロンの家族と一緒に取るか、
時々会食にお付き合いする。
そして、夜は毎晩のように、
ロンと愛し合って過ごす。
12月になって、
来るべき筈のものが遅れていて、
一向に来ないことに気付いた。
比較的正確な周期だったので、
その時点で確信していたけど、
ぬか喜びさせてもいけないと思って、
お店の近くの薬局で検査薬を探しに行った。
なかなか見つからなくて、お店の人に訊かなくてはいけなくて、
恥ずかしい思いをしながらようやく購入出来た。
帰宅してから調べてみたら、
やっぱり陽性だった。
ロンになんて言おうかと、暫く外に出れずに居たら、
ロンが心配して声を掛けてきた。
「メイ、大丈夫?
中で貧血とか起こして倒れてない?」
私はお手洗いから出ると、
「ロン…あのね。
赤ちゃん、出来たみたい」と言った。
ロンは最初、何を言われたか判らなかったようで、
「えっ?なに?」と言って固まった後、
「赤ちゃん?
僕達の赤ちゃん?
本当に?」と言って、
早口の台湾語で何かを言うと、
私を抱き締めて喜んでくれた。
「ソファに座って。
立ってるの心配」と、
手を引いてゆっくりリビングに連れて行くと、
「病院行かなきゃ!」と言い出した。
「もう、夜よ?
それに、まだ、試薬で検査しただけよ?」と言うと、
「じゃあ、明日、病院に行かなきゃ!」と言う。
「んー。土曜日で良いわよ。
ロン、落ち着いて?」と言うと、
「落ち着けないよ」と、
私を抱き締めて背中を優しく撫でる。
「ロン。
妊娠初期で安定してないから…
お父様達にはまだお知らせしないでね?」と言うと、
神妙な顔で頷いた。
「セックスとかも、
しない方が良いのかな?」と言うので、
「よく判らないから、
お医者様に訊いてみましょうね?」と答えた。
「じゃあ、寝る時は、
お腹に氣を送りながら寝るよ。
無事に大きくなるようにって」と言って、
「でも、キスは良いよね?」と、私の顔中にキスをした。
そして、その日からは激しく挿入するのは少しお休みして、
のんびり愛し合うようにしましょうということになった。

