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フレックスタイム
第2章 秘書室へ
「明日からの話だけど…
朝は金曜と同じで、
基本的に3人で家を出て、そのままケンを幼稚園に送ってから、
会社に戻って、社長室の手前の秘書の部屋に来てね。
その時間帯は、俺と室長しか居ないから。
で、申し送りして、基本、俺か伊藤といてくれれば良いよ。
昼飯も一緒に。
で、3時にお迎えに行って、自宅に戻って、
ケンと一緒に過ごす。
ここまで大丈夫?」


「あの…会社では何をすれば?」


「伊藤が思ったより英語、苦手らしいから、
翻訳とか通訳やってくれる?
あ、靴はデスクの下で大丈夫。
ケンの送り迎えは、俺がするべきことを代理でやってるってことで、業務にする。
だから、勤務時間は、7時半から15時半にする。
帰宅して、ケンと遊ぶのは…業務外。
ご飯作ってくれたりするのも…。
その部分は、会社の業務とは別契約で、
ハウスキーピングとかケンのナニーしてくれることに対して、
俺個人から対価を支払うよ。
うちの会社、副職禁止じゃないからね。
どうかな?
本当は、秘書として終日勤務して欲しいし、
夜の会合や会食とかにも同行して欲しいから、
ちょっと考えるよ」


「判りました」
と言いながら、
副職分は使わずにプールして、
バッグやら洋服代として社長にお返ししようと思った。


社長は強引で、テキパキとあれこれ決めて進めていく。
だから、社長なんだろうなと、妙に納得してしまう。

すっかりそのペースに巻き込まれてしまっているけど、
NOと言わない時点で、
多分、私は…
社長に惹かれている。


キスだって…
本当に嫌なら、
舌、噛み切るイキオイで断れる筈なのに、
結局、目を閉じて受け入れていた。


「ん?
どうしたの?」

と言われて、ハッとすると、
社長の顔が思ったより近くにあって、赤面してしまう。


「いえ、何でもないです」


「ふーん。
熱でもあるのかな。
顔が紅いけど?」と、
私の額に手を当てて、
「これじゃ、判らないな」と、
更に自分の額をくっつけるので、

「大丈夫ですから」と、肩に手を置いて引き離そうとすると、

「佐藤さん、我慢しちゃいそうだから、
具合悪いとか、それは嫌だと思ったらちゃんと言ってね?」とハグして言うと、そっと身体を離してくれた。

そして、また3人で川の字になって眠って、
翌日から秘書としての業務が始まることとなった。
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