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フレックスタイム
第3章 秘書室の女
「ああ。パソコンは要らないから。
名刺と携帯は持ってね?
会社のクレジットカードは、発行までに2週間かかるから、
今回は僕が支払うけど、
届いたらそれで支払いは頼むよ?」と伊藤室長に言われた。

クラッチバッグに携帯と名刺入れとハンカチ、口紅だけ入れた。
お支払いはないと言われたけど、念の為、お財布等も持った。


携帯でハイヤーの運転手さんに連絡して、11時半に車寄せに来て貰うことにした。


「良いね。
こっちが接待側だから、早めの到着、必須。
この時間配分なら完璧だ。
逆の時は、5分前到着くらいで良いからね」と、
伊藤室長に言われる。


ハイヤーには、私が助手席に乗って、
行き先を運転手さんに言った。

さりげなく前に掲示されている運転手さんの名前もチェックした。
次からは名前で呼び掛けることが出来る。


お店に着くと、室長はマネージャーらしき人に私を紹介した。
席と料理の確認を念のために伊藤室長とした。

社長はニヤニヤしながらその様子を見てるので、
落ち着かない気持ちで、
「社長はお先にお席の方にどうぞ」と言った。


入り口でお客様をお待ちしたけど、
お一人、遅れて来るということだったので、
私だけ残って、
先に伊藤室長にはお席について貰うことにした。


遅れてきたお客様はアメリカ人だったので、
お席にお通ししつつ世間話をしながら、
念の為アレルギーなどがないか訊くと、
ピーナツアレルギーということだったので、
スタッフの方に、厨房に伝えて3品目の料理からピーナツを取り除くことを依頼してから、席に向かった。


お客様のうち、先に入った2人は社長達と顔見知りらしく、
「新しい秘書の佐藤です。
僕の代わりに社長と廻って貰おうと思ってて」と、
室長が紹介する。

えっ?そうなの?と思いながらも、
にこやか且つ控えめに挨拶をしながら名刺交換をさせていただいた。


3人目のアメリカ人は、社長達も初対面らしかった。
先方の本社から来た役員で、
まだ日本に来てまもないとのことだった。


「都内なら案内しますので、夜なんかもご一緒しましょう」と社長が流暢な英語で言っていた。


まあ、私は夜はお付き合い出来ませんが…と思いながら、
飲み物を勧めたり、食事のスピードを確認しながら、
お店のスタッフの方に合図を送ったりしていた。
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