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フレックスタイム
第5章 辛い過去
翌日は、いつもと違う気持ちで日曜日を迎えた。
3人で美容院に行って、
この前と同じメニューを受けた。
そして、百貨店に行くと、
社長はカルティエに引っ張っていく。
「婚約指輪を買うから」と言う。
「あの…私、
もう指輪は頂いてますので要りません」と言っても、
聞き入れてくれない。
「それは、普段用のヤツだから、
婚約指輪とは言えないよ」と言う。
「ダディ、こんにゃくうびわって何?」とケンが言うから、
「リリィがケンのマミーになってくれる為に、
素敵な指輪を買うんだよ?」と言ったら、
物凄く喜んでくれて、
「僕もこんにゃくうびわ、買う」と言う。
大粒のダイヤモンドに、
ぐるりとダイヤモンドで一周囲んだものを手に取り、
「これが良いな?」と言う。
怖くて値札を確認出来ない。
「これ、つけてたら、
誰も近づいて来ないでしょ?」と、
嬉しそうに言う。
「ダディ、ズルいよ?
僕もこんにゃくうびわ、買うの!」と言って、
珍しくケンが駄々をこねるので、
「じゃあ、リリィの小指に似合う指輪を選んでくれる?」と言うと、
物凄く真剣な顔で、ケースの中を見ると、
4粒の小さいダイヤモンドがクロバーかお花のように並んだリングを選んでくれた。
「これで、リリィはマミーになってくれるの?」
「勿論よ?
毎日、小指に嵌めて、
ケンのことを想うようにするわね?」と言うと、
いつかの社長の真似をして、
跪いて私の小指にリングを嵌めて、
手の甲にキスをしてくれた。
「私の小さな王子様、
ありがとうございます」と言って、
ケンを抱き締めて、両頬にキスをした。
「なんか俺、
息子に負けた気がしたよ?」と言うと、
ケンの額にキスをした。
3人で美容院に行って、
この前と同じメニューを受けた。
そして、百貨店に行くと、
社長はカルティエに引っ張っていく。
「婚約指輪を買うから」と言う。
「あの…私、
もう指輪は頂いてますので要りません」と言っても、
聞き入れてくれない。
「それは、普段用のヤツだから、
婚約指輪とは言えないよ」と言う。
「ダディ、こんにゃくうびわって何?」とケンが言うから、
「リリィがケンのマミーになってくれる為に、
素敵な指輪を買うんだよ?」と言ったら、
物凄く喜んでくれて、
「僕もこんにゃくうびわ、買う」と言う。
大粒のダイヤモンドに、
ぐるりとダイヤモンドで一周囲んだものを手に取り、
「これが良いな?」と言う。
怖くて値札を確認出来ない。
「これ、つけてたら、
誰も近づいて来ないでしょ?」と、
嬉しそうに言う。
「ダディ、ズルいよ?
僕もこんにゃくうびわ、買うの!」と言って、
珍しくケンが駄々をこねるので、
「じゃあ、リリィの小指に似合う指輪を選んでくれる?」と言うと、
物凄く真剣な顔で、ケースの中を見ると、
4粒の小さいダイヤモンドがクロバーかお花のように並んだリングを選んでくれた。
「これで、リリィはマミーになってくれるの?」
「勿論よ?
毎日、小指に嵌めて、
ケンのことを想うようにするわね?」と言うと、
いつかの社長の真似をして、
跪いて私の小指にリングを嵌めて、
手の甲にキスをしてくれた。
「私の小さな王子様、
ありがとうございます」と言って、
ケンを抱き締めて、両頬にキスをした。
「なんか俺、
息子に負けた気がしたよ?」と言うと、
ケンの額にキスをした。