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僕らの複数プレイ
第9章 親バレ
4月の終わりが近づく。
藤宮さんは週に2度ほどシェアハウスに泊まり、その度に僕たち3人はセックスに溺れている。

今日も藤宮さんが泊まりに来る日だ。

今日はどんなプレイをしよう…
講義中なのに、僕の頭の中にエッチな妄想が浮かび、講義室の中で僕はジーンズにテントを張る。

不意に、ズボンのポケットに入れた携帯電話が、メール着信を知らせる振動をする。

講義中だけど、僕は先生に見つからないように携帯電話をポケットから出し、メールの文面を読む。

『親バレしました。 もう一緒にいることは出来ない。 ごめんね』

藤宮さんからのメールだ。

僕の心に大きな不安が走る。

僕の前の席には、亮が座っている。
亮も携帯電話のメール画面を見ている。

亮と僕は学部が違うけれども、1年生のときの一般教養科目では、同じ講義を受講することができる。
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