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蒼い月光
第9章 千代の初枕(初夜)

「あ!あ!あ!‥‥殿‥‥」

千代の声が1オクターブ高くなった。

寝間着を脱がされ、 全裸になった千代の体を
剣山の手と口が愛撫を始めていた。


まだ十代のしなやかな体‥‥
行灯の灯りの中、その身体は白く輝いていた。

褐色の体の剣山と白い体の千代。
その絡み合う姿は、コントラストが見事で名画のようだった。


『う、羨ましい‥‥』

女の八重でさえ、
うっとりするような美しさであった。

乳房を強く揉まれると
肌が赤く染まり桜色に変化する体は
男を虜にするには申し分なかった。

「千代‥‥儂(わし)のイチモツを愛せ‥‥」

一旦、千代の体から身を起こし、
勃起したへのこを女の口元に近づけた。

それは見事に勃起していた。

普段、お身拭いをさせていただくときは、
ダラリとしなだれていたから
勃起した殿を見るのは八重も始めてだった。

「な、なんと逞しい‥‥」

今すぐにでもそばに近寄って、
おもいっきり頬張りたかった。


「初めてゆえ、上手にはできませぬが、
精一杯尺八を吹かせていただきます」

千代はそう言って、イチモツに手を添えた。

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