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FREE BIRD
第22章 小さな嘘
「俺が持ち上げるから、雪掃除機掛けろよ」


「そう?お願い」


僕は雪と交代してソファーを持ち上げた。


雪は急いでしゃがみ込んでソファーの下のゴミを掃除機で吸った。


ジーンズの腰から色気のないボクサーパンツのゴムが見えている。


不覚にも美穂さんの下着は…とか想像してしまった。


「オッケー」


雪の声にはっとしてソファーを下ろした。


「パパ、買い物行こう。ティッシュが安いんだ。車出してよ」


「はいよ…」


僕と雪は休日の買い溜めに出掛けた。


何て事ない平凡な休日だ。




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